競馬を始めたきっかけ

 稀代の名馬ディープインパクトが引退したのは2006年末の事でした。当時はそんな名馬に沸く世間には無関心で、ギャンブルといえばもっぱらパチンコでした。実はその頃生活の変化があって、2006年の夏にある職場に赴任し環境が変わったのでした。職場には仕事を教えてくれる上司がいたのですが、その人が競馬好きな人で、日曜日には毎度WINSに行って勝負するような人だったのです。仕事の休憩時「○○さんは競馬やらないの?」と何度か誘われましたが、知識もなく勝てそうな気もしなかったのでやんわりと遠慮していました。それから職場に打ち解けていくうちに様々な人と出会い、変わっていったのでした。

 Aさんは自分が受け持つ業務の次の工程をやっていた人でした。自分と同様、実家を離れ寮住まいで、故郷が割と近かった為言葉も分かりやすかったのでした。仕事上の話を彼とするうちにプライベートな話しにも及び、彼もまた競馬にのめり込んでいる一人だったのが分かりました。馬券の買い方はかなり強気で傍目に見れば「おっかない」買い方でした。買い目を極限まで絞り、多くても3点くらいにして万単位で突っ込んでいたのです。そんな買い方のAさんには成功体験もあり、前年の有馬記念でディープインパクトが負けたレースをその買い方で獲っていたのです。

 Bさんは自分が受け持つ業務の量が増えた頃、他部署からまわされてきた人でした。実は彼も競馬好きで、その買い方はAさんとは真逆だったのです。人気馬を軸に点数を絞るAさんに対し、Bさんは穴党でした。しかもかなりの大穴狙いで、知識が乏しい自分でさえ「そりゃ無理でしょう」と思えるくらいでした。でもBさんも成功体験はあって、ある日朝から馬券を買って、その全てが的中した事があったそうです。もちろん全て穴狙いなため、全ての投資が数百円なのに対し10万円ほどリターンがあったようです。

 上司やAさんBさんに囲まれ、自分もその年から競馬を始めました。買い方はAさんとBさんの中間くらいな塩梅で、そこそこ楽しんでいたのでした。

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